吉田 絢乃


cast-off skin
(アクリル、キャンバス)
生きているわけでも死んでいるわけでもなく脱皮した抜け殻は奇妙な存在感を放ちます。
ひとも脱皮をしてそこかしこに痕跡を残します。
手帳やノートは使いこまれ文字や落書きで埋められ、洋服なら脱ぎ捨てられた形で所有者の個性を表します。脱皮殻は持ち主の分身であるがごとく動作が起きたその瞬間を想起させます。
私が描くのはひとの気配が染み込んだモンスターです。



吉田 絢乃 Ayano Yoshida
多摩美術大学大学院修了
2013 個展「吉田絢乃 展」ゆう画廊(東京)
2016 個展「吉田絢乃 展 -ダイアローグ-」藍画廊(東京)

Web http://ayanoooooyoshida.wix.com/portf


コバヤシ ケンジ


黒陶霊獣
(陶土)
異世界からの旅を続ける者たちは異なる価値観により接触する人々に変革をもたらします。
そうした“股旅者”たちの物語を表現しています。



コバヤシ ケンジ Kenji Kobayashi
会社勤務の後、岐阜県多治見工業高校専攻科陶磁科学芸術科を修了
現在東京都練馬区に窯を設置
Web https://www.instagram.com/kobayashi_kenji_/


飯田 萌


BORDERLINE
(紙、アクリル、色鉛筆)
モンスターは、非日常的な存在ではなく、日常に潜む身近な存在なのではないか。普通だと感じる人や空間と、そうではないものとの境界線は曖昧なもので、その曖昧さに私は恐怖を感じる。そんな考えから、一見普通の空間に潜む「モンスターを感じる瞬間」をアニメーションで表現した。



飯田 萌 Moe Iida
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。同大学院修了。
フジテレビ「ベビスマ」、NHK「デジスタ・ティーンズ」にて作品紹介。
アニメーション作品「臓器大学」が学生CGコンテスト銀賞、TSSショートムービーフェスティバル佳作受賞など。
2015年タンバリンギャラリーにて個展、MONSTER展(ヒカリエ)、MONSTER展inNYなど多数。
Web http://hihounoyakata.web.fc2.com


片山 美耶


ベジタブルモンスター
(Cプリント、造形(野菜・果物彫刻))
まるで工業製品の様に大量生産され“人工物”のようになってしまった野菜にナイフを使って手を加えることで、そのような社会と私自身が持つ矛盾を明らかにし、そこから生まれる儚い美しさを表現しました。
我々にとって食べる対象でしかないスイカが、何かの意思を持って動きだし、こちらの様子を覗き込む様子を表しています。



片山 美耶 Miya Katayama
北海道生まれ。国内・海外のカービング大会で優勝・受賞多数。
カービング講師の他、フードアート作品の企画・制作、広告・イベントなどで活動中。
枠にとらわれない作品づくりを追求中。

2016年11月 KIRIN ハートランド30周年アートコンペティション 準グランプリ受賞
2016年10月 ウルトラマンインスパイア展 入賞
2016年 9月 MONSTER Exhibition2016 優秀賞
2012年10月 第4回カービングコンテスト/フルーツ部門 (タイカービング協会主催)優勝
2012年 5月 THAIFEX-World food of Asia /個人戦 (タイのコンテスト )第3位
2012年 5月 THAIFEX-World food of Asia /団体戦(タイのコンテスト) 優勝
2011年10月 第3回カービングコンテスト(日本タイカービング協会主催) 第4位

Web http://katayamacarving.com


ATSU


Air
(キャンバス、アクリル、缶詰、空気)
 東日本大震災後、様々な復興支援活動をしてきましたが近年風化を強く感じてきました。「復興は終わった」という空気感にも関わらず、根強く残る風評被害、
原発再稼動、行き場のない瓦礫問題、原発いじめ問題。そんな混沌とした空気が日本に漂い始めました。これこそが私とモンスターとの出会いでした。

風化を止めるべく東北でガイガーカウンターを手に取り放射線を測りながら東北の空気を100%詰め込んだ缶詰(Tohoku缶)を制作、販売しています。
新聞や海外サイトでもTohoku缶は取り上げられ反響が大きくなりモンスターを閉じ込め風化させないことができると確信しました。

しかしメディアに取り上げられた時期を過ぎると日増しに復興が終わった空気が再び猛威を振ってきたのです。閉じ込めたと思っていたモンスターの威力は想像以上で、自分の無力さを改めて痛感しました。

今も様々な空気感に触れながら風化を止められないか、風評被害はどうするのか、そして未来につなげられないかと試行錯誤を続けていますがモンスター(空気)はとても強く私一人の力では太刀打ちできません。MONSTER EXHIBITIONを通し皆で東北を再考すること、それがモンスターへ対抗する一番の手段だと考えます。

モンスター(空気)を具現化した絵画作品も展示しています、多くの人にそれぞれのモンスターを感じていただけたら嬉しいです。


早稲田大学2年生(19歳)
建築を学びながら芸術家として活動しています。10歳の頃、抽象画を制作したところ非日常な世界に生きる変わり者扱いされてしまい以来芸術家と名乗ることで自己防衛をしたのが活動のきっかけです。

ATSU(アツ)という名で主に路上展示(屋外)とギャラリー個展(屋内)の2つを中心に活動をしています。街中をギャラリーに見立てた路上での展示は「ART CAFE ATSU」といい10歳からゲリラ的に開催しています。


【主な活動】
2010年 朝日新聞にて路上展示「ART CAFE ATSU」の記事掲載
2011年 初個展「13歳の世界展」を新宿にて開催
2012年 NHK「社会の扉」出演し1年間、小学校社会科教材となる
2012年 中野ブロードウェイ「Hidari Zingaro」にて展示
2013年 プレジデントファミリー2月号 巻頭カラー6ページ掲載
2013年 スカイツリー屋外にて「ART CAFE ATSU」開催
2014年 「Tohoku缶」販売開始
2014年 朝日新聞にて「Tohoku缶」の記事掲載
東日本大震災〜現在 復興支援(個展、合同展、ワークショップ等)

【主な受賞歴】
2008年 未来の科学の絵 優秀賞
2009年 村上隆氏がATSU作品「心境」を購入
2012年 GEISAI#16 ポイントランキング2位
2013年 インターリンクアート賞
2016年 東芝「未来のエレベーターコンテスト」特別賞

Web:http://ameblo.jp/atsu-art/


DRAGONIST


封印のドラリウム:幼体リヴァイアサン
(CGイラスト、アクリル、ガラス、貝、砂、コルク、LEDライト)

数多の怪獣の中でもドラゴンを専門に研究する“武田ドラゴン研究所”の海洋調査隊が某国の深海にてリヴァイアサンの幼体を発見。

生命体を分子レベルに分解、立体空間から平面空間に再構築し、DNAや細胞情報を画像データとして記録、細胞を半凍結状態にして巨大メモリー内部に封じ込めた。
(=特殊生命体記録板。六代目博士が開発)

そして。
リヴァイアサンに適した深海の疑似環境を記録板の周囲に接続した研究設備“ドラリウム”を構築、日々、観察を行なうのであった・・・。

アクアリウムやテラリウムのような環境が、
ドラゴンにもあったら・・・
未知の生命体への好奇心から創出された作品です。



DRAGONIST
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科陶磁専攻 出身。

表向きはスマホゲームの3DCGデザイナー、裏の姿はDRAGONIST=ドラゴンを表現する人。
生まれてから今までドラゴンを愛し作り続けてきた。
造形〜CGまで、表現手段は固定しない。
表現したいドラゴンのコンセプトに合った素材で作る。絵や彫刻を創りたいのではなく、ドラゴンが創りたい。
それがドラゴンアート。

現在は仕事の傍ら趣味で創作を続け、WebでCG作品を公開。

2010年 ・造形サークル モンスタレーションクラブ創立
    ・紙わざ大賞 入選 「ドラゴン」

2011年 ・川崎ハロウィンパレード 
     準グランプリ 「ドラゴンゾンビ」
    ・個展 武田優香ドラゴン展

2013年 ・個展 武田ドラゴン研究所

2014年 ・卒業制作
    「ついにあらわれた!超古代ドラゴン神殿

Web: https://tk-dragonlabo.jimdo.com/


松永 大我

細胞世界
(ケント紙、ボールペン)
制作コンセプト「地球は生き物だ」
阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震…我々は幾度となく震災の恐怖に直面してきた。地震により街は崩壊し、津波は多くの命を呑み込んだ。抗うことのできない自然の猛威は、まさにモンスターだ。
地球が活動している以上、地震はあって然るべき現象で、その結果、生命が失われることさえも自然の成り行きだ。決して故人の死を軽んじているわけではない。天災からは逃れられない。これは残酷でありながらも忘れられがちな事実である。
津波のない世界に海の恩恵はない。
地面のない世界で暮らしは営めない。
地球から自然災害は切り離せないのだ。
地球上で起こる全ての自然現象は、地球が生きている証。そして存在する全ての要素には必ず何かの役割がある。
その一つ一つが細胞となり互いに連鎖し合い、地球という巨大な生き物を構成している。では、人間の役割とは何か…
「過去の出来事を未来に伝えること」だ。
多くの命が失われた悲しみ。自然の力の強大さ、恐ろしさ。地球という生き物と共存していることを忘れないために伝えていかなければならない。
悲しい出来事から目を背けず、対峙し続ける人々の勇姿を未来に受け継いでゆく。震災を形骸化させないために出来ること、それは「伝える」ことだ。
人間は想いを繋ぐ生き物だ。
現代では地震が発生する仕組みは解明されている。自然現象の正体はモンスターではなく、地球という大きな生き物の息吹だったことを知る。
自然は私たちに牙を剥いてなどいない。
自然を恐れるのではなく、抗うでもなく、理解する。
どんなに恐ろしく巨大な怪獣も、私たちと同じ生き物なのだ。
この星に存在する全ての要素は、地球という大きな生き物を構成する細胞組織なのである。



松永 大我 Taiga Matsunaga
大阪生まれ。京都嵯峨芸術大学卒業。第98回二科展イラスト部門 奨励賞など
Web: http://taiga-mtsng.strikingly.com


山本 勝也


リビング・モンスター
(デジタルプリント)
モンスターって
巨大で、いきなりありえない場所から現れて、凶暴で、かなりコワメ。
そんな怖いかれらが、
小さくって、とっても身近な場所(リビング)にいたら、、、、
きっと魅力的。

一般的なモンスターの概念の逆を描くことで
イメージとのギャップがうまれ面白さが生まれる。

ありふれた日常に"ちょっとアリエナイ”を
つくりだすことにした。



山本 勝也 KATSUYA YAMAMOTO
グラフィックデザイナー、イラストレーター。
1988年生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。
博報堂プロダクツを経て、ジオメトリー・グローバル・ジャパンに所属。

Web https://katsuyayamamoto177.wixsite.com/katsuya777


川平 遼佑


午前二時の情景
(アクリル、水彩色鉛筆、キャンバス、ブリーフ)
幼少期の頃に見た怖い夢やホラー映画の断片的な記憶、突拍子もない怖い妄想をモチーフにして作品を制作。
子供の頃それらを見たり考えたりすると、僕は怖くてトイレに行けなくなり、よくおねしょをしていた。
子供にとっておねしょとは、恐怖や不安によって生み出されたモンスターのような存在であり、ほとんどの人々が対峙したことのある経験だと思う。
おねしょという行為が溢れ出るインスピレーションの衝動なのだとしたら、おしっこは絵の具であり、パンツはキャンバスなのではないだろうか。
そう思うと、私にとって絵を描くことはおねしょをすることと似ている気がする。



川平 遼佑 Ryosuke Kawahira
1990年愛知県生まれ
2014年名古屋芸術大学デザイン学部メディアコミュニケーションデザインコース卒業
子供の頃に見た怖い夢やホラー映画、そこから生まれる空想のお化けや風景をモチーフに、絵画や絵本、アニメーションを制作。

賞歴
2017年/第22回おひさま大賞 佳作 
2014年/三芸大学生選抜 H/ASCA展 優秀賞
2014年/名古屋芸術大学卒業制作展 優秀賞
2013年/TURNER AWARD 2012 未来賞

個展
2016年/「Midnight Boy」NANATASU GALLERY(東京)

主なグループ展
2015年/「CRASH THE WINDOW」アートラボあいち大津橋(愛知)
2015年/「UNKNOWN ASIA」大阪市中央公会堂(大阪)
2015年/「SICF16」スパイラルホール(東京)
2014年/「三芸大学生選抜H/ASCA展」名古屋ダイテックサカエビル展示場(愛知)
2014年/「文化庁メディア芸術祭愛知展」愛・地球博記念公園(愛知)

Web: https://kawahiraryosuke.jimdo.com/


倉坪 杏奈


ある国が事業としてハイブリッドヒューマノイドを創り出し、子供達にその素晴らしさをアピールする為の教材という設定で作っています。
怪獣という存在は遭遇した側が「これは怪獣だ」と認識してはじめてその姿を現します。では認識しない内にそれに慣れてしまったら、その存在は一体何になるのでしょう?
今の私たちはあまりにも世の中の変化に慣れる作業が上手になりすぎているような気がします。変化に違和感を持たないことの恐ろしさを表現した作品になるよう取り組みました。
ハイブリッドヒューマノイドというアイデアは生物の最も合理的な形を考えた結果、それは植物の特性を備えた動物ではないかと考えたのがきっかけで浮かんできたものです。
彼女達の造形はかわいさと不気味さの混ざったものになるよう心がけて制作しました。


倉坪 杏奈 Anna Kuratsubo
1989年岐阜県生まれ。
富山大学芸術文化学部 卒業。
-受賞歴-
富山デザインフェア2010「パッケージデザインコンペティション」/特別賞
Makers’ Baseデザインコンテストvol.09「欧州向け道産酒のラベル」/優秀賞

Web: https://www.instagram.com/at_ank/