最近のコメント

表示できるコメントはありません。

ウルファート・ジャンセン

エニグマ - 内なるモンスター

Title:エニグマ – 内なるモンスター
Material:メタルプレート(酸化鉄、研磨仕上げ)、アクリル
Size:H800 × W800 × D30 mm

「自分の影と向き合うことは、その人自身の光を見せることである。」 – カール・ユング

光と渦が反射する美しい海、印象的な空の景色、そして見る人のぼやけた自己反射。

このアートワークで、私はあなたを潜在意識の謎の世界に誘い、私たちの中に潜む隠れた怪物を明らかにします。

「内に隠れた怪物」という言葉、つまり鑑賞者のぼんやりとした自己反映は、各個人の中に眠っている潜在意識の暗い側面を象徴しています。

人間の潜在意識は複雑かつ神秘的な存在です。そしてそれは私たちの最も深い恐怖と不安の本拠地であり、さまざまな形で現れる可能性があります。

夢は意識領域と潜在意識領域の間の橋渡しの役割を果たします。夢の中の美しい海や雲の形などの幻想的な風景は、そのような畏敬の念を抱かせる自然の美しさが、時には牙をむき、隠された巨大な力によって私たちの生活を一変させるという私たちの最も深い恐怖を反映しているのかもしれません。

心理学者のカール・ユングは、私たちが否定したり抑圧したりする自分自身の無意識の部分を表す「影の自己」という概念を提唱しました。

私たちの経験、トラウマ、抑圧された感情は潜在意識の奥深くに隠れていることが多く、気づかないうちに私たちの日常生活に影響を与えており、この隠れた怪物は私たちの心の不可欠な部分となっています。

潜在意識の深層に光を当て、自らの一部として受け入れることは、私たちに力を与えます。自らの影と向き合うことによって、私たちは自身の光に気づき、最終的に海に反射する光のように、隠れたモンスターを明るい前向きな変化の触媒に変えることができます。

English page with detail shots; https://www.ulfertjanssen.com/en/enigma-monster-within/

Ulfert Janssen

Artist:ウルファート・ジャンセン Ulfert Janssen

1972年ドイツ生まれ。12 歳から画家のBodo Olthoffに師事。1999年Art Center College of Designを卒業後10年間、芸術活動と並行して、ルノー・日産グループのカーデザイナーとして、バルセロナ、ソウル、東京でコンセプトカーや製品化モデルの開発を担当。2012年スイスに自身のスタジオを設立。コントラストと融合を大きなテーマにした絵画と彫刻を制作している。コスモポリタンなバックグラウンドと、多様な世界を結びつけるカラフルな探求心が反映された作品は、自身で開発した酸化鉄プレート、炭化させた木など、独自のキャンバスと鮮やかな色彩のコントラストを特徴としており、ドイツ・スイス・日本の個展・グループ展への出展、欧州パブリックアートコンテストへの参加など幅広く活動している。

Web:https://www.ulfertjanssen.com
Instagram:https://www.instagram.com/ulfert.janssen/