Title：沈める手
Material：アクリル
多くの名もなき小さな人が叫んでいる。
私たちは、その声を水へと沈め関わらないように生きている。
叫びの空気だけが水面へと上がってくる。
沈めた手で守れるものを守っていいる。
この美しい日常で生きていくには私たちは怪物の手となる必要がある。
私たちは、守れるものは少ししかありません。
口では、みんなを周りの人を助け守ろうと言います。
しかし、助けの声を聞いたとき、足がすくみ動けず
どうしようもなくなりますが、日常を守るにはそんな声を
聞こえなかったものにするために、声を水に沈めるかのように消し去ります。
そうして、美しい日常を守っているのです。
この作品は、沈められた声が水面で波紋のように広がる様子を表現しています。
Artist：Sakioka
私の周りの日常はどんなだろうか。
刺すような寒さ。私の日常だ。
そんな寒さが暖かく感じる。誰か私のためにそんな作品を作りたい。
主な活動
映像・写真・絵画を中心に制作。
Web：https://member.evolve.or.jp/biography/sakioka/
Instagram：https://www.instagram.com/saki_oka_