小松 良明

leather

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ミクストメディア

人が生活を豊かにするための創意工夫を被服として表現しました。
もし怪獣がいたら人はどのように怪獣と関わっていくのだろう。人の生活に危害を加えるのならば狩らなければならないし、狩った後はその肉を食料にするかもしれない。調理が終わり、残った骨や革はどのように処理されるのか。様々な利用方法や新しい加工技術が生まれるんじゃないか。
そんな考えから、怪獣の革を使った製品を作りました。

小松 良明

小松 良明 Yoshiaki Komatsu

モノが作られるとき、試作があり、修正をされて僕らの前に完成品として表れます。その後、形や性能に改良を加えられてまた次の段階へと進んでいきます。 
形を変えたり、あるいは形の一部を引き継いで新しいモノになるのです。 
僕はこの一連の流れを、その途中経過である形を崩している状態や、新旧色々な要素を繋ぎ合わせている姿を造形することで、モノが出来上がるまでの試行錯誤というものを作品という形で表現したいのです。
それはモノから人間の痕跡を見出したいという行為なのです。
また、繋ぐことで新たな価値を生み出す金継ぎという日本伝統技法を、モノにかかわる人の痕跡として、 表現の一部として取り入れています。

http://komatsu-yoshiaki.com/