MADOKA

孤独な怪獣
鉄、紙、石粉粘土、アクリル

ソウゾウを楽しむ。
私が怪獣を制作するきっかけとなったのは、生活している中で感じる気配や、幼い頃から抱いている孤独感や疎外感からでした。
私のソウゾウする怪獣はことばの物騒とは裏腹にどこか孤独で、街を破壊したり人を襲うことは決してありません。
ただそこに存在していて欲しいという私の願いからうまれました。

MADOKA
私が制作活動をするうえで「意思や理性的思考を介して生み出されるもの」反対に「無意識のうちに生み出されるもの」といった要素は欠くことができない。常に自分の頭の中にあるイメージをいかに忠実に形にするかという点で葛藤している。それは全ての表現に共通していることである。
また、一貫して私は見えない何かというものを強く信じている。昔からそのような感覚とともに生きている。「こんな世界があったらいいな」「この場所にはこんなものがあるかもしれない」そんなイメージを孤独に浮かべながら世界観を構築している。そして、浮かんできた像は二次元や三次元となって作品になる。
想像することとは心の豊かさである。それは芸術活動を続けていくうえで最も大切なことだと私は思う。

1996 群馬うまれ
2016 東京藝術大学 先端芸術表現科 在学中

https://www.instagram.com/madoka_1326