中谷 真理子


教室のモンスター/T-Type
子供服、上履き、綿、スタッズ、スパンコール、ビーズ他

小学校の教室には、しばしばモンスターが出現する。
このモンスターの特徴は、最初からモンスターとして生息していたわけではなく、一定の時間と空間内に生活する個体の集まりの中で変形して発生したものである。
その為、誰からもみつけやすいものもいれば、特に大人にはみつけにくいものもいたり、種類も多岐にわたる。
MONSTER Exhibition2018では、とてもみつけやすいタイプである「T-Type」を表現してみた。



中谷 真理子
私の創作活動は、活動休止期間以前を第1期、活動を再開してからを第2期として区分している。休止期間から自身の生活が大きく変化したことに伴い、子供と対峙する日常の様々な経験が現在の私の作品の核となっている。子育ての経験は、個人的なものではあるが、現代の日本における少子化や養育・教育環境などの問題とも密接に関係している事が、作品制作の動機づけになっている。
作品の形態は、主に古着の子供服などを素材としたソフトスカルプチュアや、使い古された靴や玩具を組み合わせて装飾を施したオブジェである。
これらの素材を用いての制作は、原型を逸脱した、時として思いもよらないフォルムや質感が現れる事がある。私は、それを楽しみながら制作している。

1992東京藝術大学美術学部 デザイン科卒業
1992~第1期活動開始、個展多数
1997~屋外インスタレーション・アートプロジェクトに参加
2009~活動休止・構想期間
2015~第2期活動開始
     大野城まどかぴあアートビエンナーレ2015 入選 展覧会  
     美術公募団体 アートイマジン芸術祭2015 入選 展覧会  
     第51回神奈川県美術展 入選 展覧会           
2016 美術公募団体 第2回アートイマジン芸術祭2016 選抜展 
   子供服パッチワークインスタレーション展示  東京都内小学校
2017 美術公募団体 アートイマジン芸術小品展 優秀賞 グループ展
 

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