Title:道標
Material:木製パネル、和紙、水干絵具、岩絵具
Size:H1360 × W780 × D15 mm
私は数年前に死ぬまで向き合わなければいけない病気になりました。薬がないと社会生活がまともに送れません。
病気になってから気がつけた事があります。多くの人が何かしら患っていて、健康そうにしているけど実はどこかはしんどい。私と同じで薬がないと生活に支障が出る人や生きるのが辛い人生を送ってきた人が社会に溶け込んで生きていることです。
そんな多くの人の道標になればと作品を制作しました。
同じ『うつ病』の方が制作したコンテンツや生活から生きていくヒントを得て病気と向き合う事ができるようになってきた中で、様々な病気や問題に直面する人とうつ病患者の共通点があると考えました。何らかのMONSTER(人生で出会う問題)と共存しながら生活している様々な人生を1つの作品で表現しました。
Artist:秋感 Akiyoshi
栃木県出身
2020 武蔵野美術大学日本画学科卒業
日本画から派生した漫画の、物体を観察し簡略化し時間をも表現する奥深さに惹かれ日本画を学び始める。 自身の子供時代の味方が戦うヒーローや画家の描く武将だった経験から同じように少年少女(またはその心を持った大人達)の生きる希望になりたくて作品のモチーフには闘ってそうな人物を描いている。 思春期の葛藤や、いま現在を不器用に生きる人間を記録する事によって、より身近に存在できる芸術作品を作ることが制作活動における一貫したテーマ。