Skin.

第2章 幸せ

Title:第2章 幸せ

Material:プラスチック、テグス、インク

「幸せでいたい」

「幸せだと見られたい」

SNSでの発信が主流となり

自分を生きる事、鮮やかに残す事が

絡まり合い存在しているように感じる。

鮮やかな人間関係は、絵の具の様に私を染め、配合が変われば濁りをも与える。

私は、奥に秘めた「幸せへの純粋な思い」こそが「本来の怪獣の姿」であると考えた。

「幸せ」という名の怪獣を見つめ、共に明日を生きる。

偽りなく。

自分で自分を愛せる生き方を持つ人が増えることを願って。

第2章 幸せ 

あとがき

大別して、「2枚の平面」と「1本の透明な棒軸」から構成されている。

「透明な棒軸」は、自分の存在位置を意味し、

「2枚の平面」は、自分と周囲の人物との距離を示す座標である。

向かって左から右へと時間軸を持ち

自分を中心に、周囲の人間の距離(座標位置)が変化していく「軌跡」が繊維として現れている。

現れた鮮やかな軌跡が透明な棒軸に映り込むように

ヒトはヒトに染まり、自分の輝きを探していく。

「あなたにとって幸せとは何でしょうか。」

楽しんで考えるきっかけになれば幸いです。

第2章の元となった

「第1章 幸せ」は小説です。

Skinインスタグラムにて公開しています。

ご気軽にお立ち寄りください。

Artist:Skin.

人は生きている。 
出生日も忌日も誰一人同じではない。 
人は比べている。 
生きる同じ種族の中で自分という人間を知覚するため。 
人は自分と=を持っている。 
知覚するための他の存在を持たぬ時=は滲み出す。 
私は=を観るため、時にはそれを隠し、探すため筆をとる。 
=にかかわる時間・行為・鑑賞を「アート」と考える。 
本作で私は、=を隠すように表面的に存在する肌に怪獣を見た。 
自分で自分を愛せる生き方を見つけられますようにと願いを込めて。

出身:石垣島(沖縄) 
1999 年生まれ 
2021 年 琉球大学工学部工学科建築学コース卒業 
2022 年 琉球大学理工学研究科建築学プログラム入学(現在修士 2 年在籍) 

〈卒業設計/布-よめ入り一日前の建築-〉 
・月刊「近代建築」 
2021 年 6 月号別冊全国大学建築系学科卒業設計優秀作品集卒業制作 2021 掲載
・2021 年 JIA 沖縄支部第 24 回卒業設計作品選奨 優秀賞 
・2021 年度日本建築学会卒業設計展示会 出展 
〈ラベルデザイン担当作品〉 
・「マスクミスト Skin Lover」 
2021 年 3 月−2022 年 8 月 JTA 沖縄 機内販売 採用 
・2022 年 5 月-6 月号 JTA 沖縄 機内誌 Coralway p.54 掲載

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Skin.
考えを口にすると「変わっている」と言われる日々。 
思いを表現し語り合える場所を探していた。 
「光や風などの空気をまとい、人々をやさしく守る空間を作りたい。」 
やさしさは、建築・インテリア・絵画など多くの異なる領域にまたがって 
肌に触れるものから成るのではないだろうか。 

「肌にやさしいもの」をつくりたいという思いを込め
“Skin”と名付け活動を始めた。

Instagram:https://www.instagram.com/skin.mikura