清水 まゆ奈
福島県出身。1997年に渡米以後、数々のバレエカンパニー、コンテンポラリーカンパニーやモダンダンス振り付け家の作品にて、主要メンバーとして踊る傍ら、自身のカンパニー、“ブルー・ミューズ・ダンス”を創設、アメリカ国内外のダンスフェスティバルに招待される。
ニューヨークタイムズ紙において、バレエ、コンテンポラリー、モダンに精通している稀な存在として、”Her horizons are wide(.彼女はどんな分野のダンスにも精通し、踊ることが出来る。)”と評され、自身がプロデュースしている公演についても同紙から、“A sampler calculated to catch the eye(観客の目を釘付けにする、緻密に計算されたダンス公演 )”と評される。
プロデューサー、マネージャーなど兼任しながら活動中、国際交流や文化事業で世界を駆け巡るバッテリー・ダンスカンパニーのディレクター、ジョナサン・ホーランダー氏の目にとまり、2006年、ゲスト振り付け家としてInternational House of Japan in Tokyoにて作品を発表し、River to River Festival/Downtown Dance Festival in NYの審査員を経て、2007年のヨーロッパツアーを皮切りにメンバーとして踊る一方、トルコ、アゼルバイジャン、中国、韓国、モンゴル、ミャンマー、ラオス、台湾、シンガポール、日本、ドイツなど世界各国の大学や教育機関でマスタ-クラスの教師を担当し、自身の振付作品をバッテリー・ダンスのプログラムのひとつとして発表, また2010年に日本ツアーを企画、運営する。特に兵庫県立美術館の大階段にて、30人の現地ダンサーとまた、ドラムと日本伝統の和楽器とのコラボレーションを監修したsite-specific 作品が高い評価を得た。また、アルビン エイリー ダンス ファウンデーションのNewark summer campにてバレエ教師を担当し、国内外でTeaching Artistとして活躍。
現在は、“ブルー・ミューズ・ダンス”での振付をはじめ、他、International Women Artist’s Salon, Third Rail Projectのfounding member & collaborating artist, Visions Contemporary Balletの rehearsal directorなどを歴任し、近年ではダンス映画制作、site-specific 作品の振り付け、企画、演出など活動は多岐に渡り、日本でもワークショップに招聘され、次世代のアーテイストの育成に携わっている。また、様々なアートイベントを通じ、文化交流、社会貢献、そして在米日本人として、アメリカと日本の橋の役割を担うことを使命に、他分野のアーティストやアートカンパニー、企業、公共施設とのコラボレーションなどの活動を通し、アーティスト間を繋げ、そして新しい観客の輪を広げている。