海に帰る、
星になる、
という言葉があります。
まるで 水底や闇の向こうに 命が安らげる場所があるかのようです。
遠く手が届かない 想像の世界 には 竜が住んでいて、
産み落とされた子どもたちは
海からやってきたり、
星だったりするのでしょうか。
言葉遊びのようですが 私たちは「竜のおとし子」なのかもしれない。
という考えからできた作品です。
私がつくる空想の生き物たちは
ぜひ、対面してその存在を感じて欲しいと思います。
人と竜は生きる時間が違いますが、いつもどこかで出会える機会があるはずです。
材料は主に石粉粘土です。
竜の胴体は、晶洞にも街にも見える透明な柱が立ち並び、
抱きかかえた球越しに覗き込むことができます。
父とも母とも思える顔をしたタツノオトシゴの腕に抱かれて
遠く手の届かない場所に思いを馳せてみてください。
頭のなかで空想された 実在しない時代や命を
見て 知って 触れて もらえるようなカタチに。
1991年生まれ 京都在住
2013年から作品展示をはじめる
生き物が好きで、
なかでも、空想のなかにしか存在しない生き物を形にするため表現歩法にはこだわらず、立体造形をはじめ、絵や文章もかく。
また、主催展示会のキュレーターも行う。
[主な展示]
2015.8.21-25『リュウの行商人』cumono gallery:主催
2014.8.22-26『ツノの行商人』cumono gallery:主催
2014.8.20-27『幻獣神話展』Bunkamura gallery:鉱物蟲に寄生された土龍「銀龍草蟲」発表
2013.12.13-22『2013亜蛮人年末展』アートスペース亜蛮人:うまれたばかりのドラゴン「卵歯、殻にあたる音」発表
経歴、受賞歴、略。
SHIMIZUiZU website http://shimizuizu.nobody.jp/