若林 やすと Wakabayashi Yasuto

怪獣の魅力が最大に発揮されるのは何と言っても立ち塞がるビルや家々を物ともせず進撃していく姿だと私は思います。
子供の頃よく見た怪獣映画でも怪獣同士のバトルシーンよりも街を破壊する場面に心惹かれました。
そんなこともあり、数年前から地元小田原の観光スポットや有名な建築物を怪獣が襲うというイラストシリーズを描いています。
怪獣を通しての観光案内的な意味合いも込めているので、元の建物の形がわかるように壊し方はやや控えめにしていますが、地元の方々にもご好評頂いております。
ただ言い換えれば「実際の街を破壊する」イラストを描いているわけなので、東日本大震災の惨状を目にしたときには色々思うこともありました。
あの時感じたことを含めて作品として表現出来ればと思っています。