南部 楓

皮肉を嗤う人真似モグラ

皮肉を嗤う人真似モグラ

 人は都会の中に緑を求めます。
コンクリートの上に古い町並みを再現します。
絶滅危惧種の動物を人工繁殖します。
その尊さに気付くのは失ってしまってからというのが世の常であり、
そんな皮肉な人間の姿を嗤い真似る、たちの悪いモンスターです。
彼が頬ずりしているのは実際に鏡として使用していた物を壊した破片です。
森林、景観、大切な人、自分自身、
壊した鏡の破片にいま在る物を映す事で、
大切なものを失う前に気付くことができます。
モチーフにモグラを選んだのは、
2012年5月に鬼怒川の堤防が決壊した原因のひとつに”モグラなどの小動物が開けた穴が集中した”事が挙げられ、
小さいながらも集まれば生命力溢れる立派な怪獣であると、インスピレーションを得たのがきっかけです。

南部 楓

南部楓表情・姿・行動・状況・環境・感情・場面など
人と人との関わりの中で生まれるモノをテーマに生き物を制作をしています。
人間ひとりひとりに物語があるように、
陶の作品一体一体にもそれぞれの物語がります。
人と同じように影響を与え合ったり、
意思疎通を行い感情を共有する彼らの様子を通して
見た人の中にある経験や感覚から共感を得たいと考えています。

‐活動経歴
1993  兵庫県姫路市に生まれる
2013  第39回神戸市美術展 神戸芸術文化会議賞
2015  egg展 奨励賞
    2015播磨工芸ビエンナーレ 入選
    第32回長三賞常滑展 入選
    卒業作品展最優秀賞 学長賞
2016  神戸芸術工科大学先端芸術学部卒業
    第55回日本現代工芸展 入選
現在  神戸芸術工科大学大学院在籍
主なグループ展
2013  Routes (Gallery2/兵庫)
2014  Vector (ギャラリー北野坂/兵庫)
2015  東京ワンダーフェスティバル (幕張メッセ国際展示場/東京)
    常滑展 (常滑市民文化会館/愛知)
    海洋堂カッパ造形大賞 (海洋堂かっぱ館/高知)
    住まいと暮らしの道具展 akari (ギャラリー北野坂/兵庫)
2016  愛知陶磁器美術館ギャラリー展 (愛知陶磁器美術館ギャラリー/愛知)
    南部楓 望月玲実二人展 空想の産物 (ギャラリー北野坂/兵庫)
    妄想するutsuwa (ギャラリー北野坂/兵庫)
    よいの形 (ギャラリーヴォイス/岐阜)
    第55回日本現代工芸展(東京都美術館・京都美術館/東京・京都)
    陶のかたち (ギャラリー北野坂/兵庫)
    Vice展 (イロリムラ/大阪)
    日韓展 (韓国日本大使館ギャラリー/韓国)
出品予定
2016  干支展 (アートセットスタジオ/愛知)
2017  個展 (京都文化博物館別館 arton art gallery /京都)

Web http://www.facebook.com/nanbukaede

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