トークイベント

昨年に引き続き、アーティスト活動の促進や支援を行う活動の一環としてトークイベントを開催します。もちろん、アートにご興味のある方も参加できます。

「アーティストはどこへ向かうのか」

現代のような消費社会では、一夜でアートが高値で取引されるなどアートが消費されることが当たり前となりました。しかし、アーティストの目指すところはそこだけなのでしょうか? 
また、インタラクティブ性があるものや、表現する媒体の自由度など、近年アートの表現方法は拡張もしています。多様性が認められているとはいえ、情報が溢れかえる中で、アーティストはどこへ向かうべきなのか迷いながら日々創作活動をしている人が大半なのかもしれません。

そこで、メディアアートを研究する秋田公立美術大学助教阿部由布子氏と、アートの最前線のベルリン在住のアーティスト上野友幸氏をお迎えし、最近アート事情や海外でのアート事情を交えながら「アーティストはどこへ向かうのか」についてトークショーを開催いたします。

きっと答えは出ない題目です。しかし、避けては通れない題目でもあります。参加されることで、アーティスト活動について見つめ直す機会になれば幸いです。

2019年7月28日(日)18:00-19:30 (入場料無料)
受付は特にありません。時間になりましたら演壇の前にお集まりください。
椅子には限りがありますので先着順となります。
なお、記録のため会場内を撮影させていただきますので、ご了承ください。

登壇者紹介

阿部 由布子

阿部 由布子 YUKO ABE
宮城県仙台市生まれ。「ネオ・クラシック・カクノダテ」ディレクター(2011年~)、「文化庁メディア芸術祭 秋田展」キュレーター(2013年)、「かみこあにプロジェクト」コーディネーター(2017年)等を務める。2013年より秋田公立美術大学助教。

上野 友幸 TOMOYUKI UENO
1982年、神戸生まれ。東京芸術大学大学院先端芸術表現修了後、2008年に渡独。DAAD奨学生、そしてポーラ美術振興財団在外研修員としてベルリン芸術大学でアート・アンド・メディアを専攻しマイスター課程を修了。2017年よりクンストラーハウス・ベタニエン・ベルリンでの1年間のレジデンスに参加。メディア・アートから彫刻まで、多岐に渡る制作を行う。主な展覧会に「京都版画トリエンナーレ ( 京都市美術館/2016)」「モスクワ ビエンナーレ フォー ヤング アート( モスクワ/2018) 」「Sky Sculpture / Galerie Martin Mertens, ( ベルリン/2019)」
Web:https://www.tomoyukiueno.com/

ファシリテーター紹介

遠藤 和紀 KAZUKI ENDO  [クリエイティブディレクター]
SENDAI SCHOOL OF DESIGN(SSD)修了。白鳥ASSOCIATES一級建築士事務所を経てグラフィックデザイナーとして独立。デザインマトカ代表。2012年「SOSO」、2013年「災害のデータスケープ」にてグッドデザイン賞受賞。東北芸術工科大学非常勤講師、宮城大学非常勤講師。