高島 亮三



サイコロ

「個人」と「全体」の関係性をコンセプトに本作を制作した。本作における「個人」とは、一から六までの様々な目(思想)が揃うサイコロ一つ一つである(当然の事ながらその目(思想)は随時変わる余地がある。)が、「全体」化したサイコロは、その本来の機能性を失い、漠然と巨大な単体の賽を支える目(機関)の一つ一つにすぎなくなっている。そのような今日の日本社会にも通じる様を本展のテーマであるモンスターと位置づけた。


高島 亮三
1972年 東京都保谷市(現・西東京市)生まれ
1996年 多摩美術大学 美術学部デザイン科グラフィックデザイン専攻 卒業
2001年 群馬青年ビエンナーレ2001 優秀賞
2009年 グループ展「アーツ・チャレンジ2009」( 愛知芸術文化センター)
2009年 神戸ビエンナーレ2009 アート・イン・コンテナ 入選
2009年 eco japan cap 2009 カルチャー部門 エコアート 準グランプリ
2011年 個展「美術の時間」(静岡市クリエーター支援センター)
2014年 横浜アートコンペティション2014 審査員特別賞
現在 東京都西東京市 在住

Web  http://www.takashimaryozo.jp/