三輪 裕治

活眼

活眼

人間の英知や能力をはるかに超えた存在である怪獣の核を作り出したかった。

怪獣とは一体何なのか。
怪獣が人間の標的に。
担ぎ上げられた創造物。
巨大な塊に立ち向かう小さな生命体。
人類の存在感。

活眼。 それは、物事の道理や本質をよく見分ける眼識のことをいう。

人間世界では、「活眼」とは言語上での表現であり、物質的、立体的な物体は存在しない。
言語上の表現は、空想上の怪獣とを組み合せることで、現実社会には存在しない形をより誇大させていく。

この怪獣の眼の殻を破った活眼の美は、元来、人間が怪獣に対して抱く恐怖と嫉妬の美ではないだろうか。

この活眼は、人間の欲と妬みの塊である。

三輪 裕治

三輪 裕治和紙の素材を生かした新しい表現方法を追求しています。
Web www.facebook.com/yuji.washiart

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