坂爪 康太郎 SAKAZUME KOTARO

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プロフィール2
坂爪 康太郎
1988年東京生まれ。仮面作家。
大学ではデザインと陶芸を学ぶ。
在学中に初めて仮面を作り、また同時期にパリの美術館で大量のアフリカ、東南アジアなどの仮面を見て、その造形のもつパワーに魅せられる。
大学を卒業した2012年より仮面作家として活動を開始。仮面を作る他、仮面を使ったイベントなどを行い、人と仮面の関わっていく場もつくっている。
昨秋より舞踏家、カメラマンと仮面のパフォーマンスユニット「チーム仮面」を結成し、展示の際にパフォーマンスを行うなどの、踊りを介した仮面の表現を実験している。
【略歴】
2012 武蔵野美術大学工芸工業学科陶磁専攻 卒業
2012 新宿伊勢丹クリスマスディスプレイに使用する仮面を制作(新宿伊勢丹)
2012 個展「meme」、会期中に参加型の仮面イベント開催(SUZUCAFE神宮前)
2013 絵描きやイラストレーターとコラボレーションした仮面の企画展を開催(case gallery)
2013 rooms27出展@代々木体育館
2013 大地を包む~繊維からの再考~展 出展(越後妻有里山現代美術館)
2013 UMARTs2013 うまからはじまる15のアート 出展(馬の博物館)

Web:http://tumemblr.tumblr.com/

仮面、マスクというと、僕らの暮らしの中ではあまり馴染みが無いものかもしれません。
でも日本には古くから魅力的な仮面がたくさんあります。
そしてかつての仮面の文化の興りは世界中で散見することができます。
実は現代に生きる僕らも、世界に、社会に属するために見えない仮面をかぶってはいるんじゃないでしょうか。仮面について調べていくと、どうも人の存在の
方法の根本へと導かれていくようなのです。そのような思考のもと、仮面という造形をテーマに制作しています。
〈今回の展示作品について〉
仮面から被るという用途を除くと、そこには表裏の関係を主張する異形が現われる。それは外と僕らを隔てる壁のようで、僕らそのもののようで。